たてのです。
「義男の空」2巻 ようやく読みました。
1巻目を読んで「2巻の発売が待ち遠しいですね」とブログに書いたのが、昨年の3月4日! もうすぐ1年前の話になってしまいます。
そして、この2巻の初版発行が昨年の10月25日と、待ち遠しいと書いた割には実際に手に取るまで時間がかかっててしまいました…。
今回もストーリーは、高橋義男という人物像を形成した少年時代と、先生として多くの子供たちを救っている現在との2つの時代を描いています。
が、今回は1巻以上に現在のストーリーに重きが置かれていて、「裂脳症」という“脳の一部が無い=治療法が無い”難病に侵された子供を持つ親の苦悩が、読んでいるだけで胸が痛くなるくらいに描かれています。
笛吹きさんは「2回読んで、2回泣きました」と言っていたっけ…
確かに、読むと切ない気持ちになります。でも、それ以上に先へ先へグイグイと読み進めてしまうのは、
登場人物たちがスッキリと整理されつつ温かみの感じられる線で描かれていて、どこか安心できることと、
どんなに苦しい展開でも、「高橋義男先生ならば、きっと何とかしてくれる」という期待を持てること
が、大きいのではないかと思います。
実在の“ヒーロー”高橋義男先生の物語は、今回も「早く続きが読みたい!」と思わされるところで終わります。
3巻の発売は『春』ということで、次こそは発売直後に読まなくては…と思う、たてのでした。