株式会社ボンカーズ株式会社ボンカーズ

ボンカーズ編集部ブログ

blog

ヨコ子のさっぽろハッケン日記Vol.28〜ヨコ子、入院するの巻

人に長所を聞かれると「健康。」と答えていた私ですが、先日体調を崩してしまい、10日間の入院をするはめになってしまいました。自分で救急車を呼んで乗ったのも初めてなら、点滴をするのも初めて、もちろん入院なんて初めての経験でした。「晴天の霹靂!」と思いつつも、自分だけは病気しないと思うなんて厚かましい考えだと改めました。そして、年はとっても未知の世界ってまだまだあるのだなと実感しました。

入院したのは某O病院。昨年冬に建ったばかりで、何と自宅から大股で10歩ほどの距離にあります。病院内の窓からの風景と自宅から眺める景色が変わらない、という奇跡的な環境で、熱などがないときは点滴を引きずったまま帰っても、誰も気づかないんじゃないかと思うほどでした。

 

主治医は、医者からぬ気さくさと熱心な対応が信頼できる先生でした。私が深刻な顔をすると笑い飛ばし、「じゃあ大丈夫なんですね」と気を緩めると「油断はできない」と返すという、飴と鞭を使い分けながら治療してくれました。

しかし、身内じゃない人にこんなにお世話してもらったり心配されると、身体だけじゃなく、人生まで救ってもらえるような妙な錯覚に陥りますね。男性の看護師さんも同様、異性とあらばなおさらです。私の全人生預けていいですか、と何度かのど元まで出かかりました。・・・相手にとっちゃあはなはだ迷惑な話です。

 

imgf3e57a43zikfzj.jpg

点滴三昧な日々。なぜか棒の部分がべっこべこ

 

 

部屋は4人部屋で、人は結構入れ替わりましたが、個性派ぞろいでした。絶食の指示が出ているのに、友達にケーキを持ってきてもらい隠れて4個もたいらげたり、隠れて売店で菓子パンを買い食いし、「食欲はありません」とお医者さんに平然と言っていたぶっ飛びキレイ系女子がいました。聞けば、現役の看護師さんで、たぶん自分の病状はよくわかっていた(?)のでしょう。アラサ―同志、仕事について語り合いました。

そして、おばちゃんたちはとにかくパワフル! 同じTV番組を見ては「おいしそー」とかキャッキャと笑い声をあげたりと同じ反応をしていました。おばちゃんたちの間では、救急車の音がするたび「来たっ!」と窓にかけより、「入った!」と声をあげるゲームが流行っていたようです。…小学生か。

そんななかで「病気になってしまったのは仕方がない。落ち込んだって治らないんだから、それなら少しでも良くなる方法を考えたほうがいい」と、重い病気を抱えたおばちゃんの含蓄のある言葉には感銘を受けました。消灯時間を過ぎても、イヤホンはずしてTVを見続けるのはやめてほしかったですけど・・・。リスペクトおばちゃん。アンチエイジングなぞに必死なおばちゃんより、こういうパワフルで前向きなおばちゃんになりたいものだと思いましたね。おばちゃんパワー、病にも負けず! ハッケンです。

 

体調が良いときは、ひたすら本を読んだり、ピタゴラスイッチ→日本語であそぼを見たり、松本清張のようにひたすら点と点を線にしたり(by「てんつなぎ」学研)していました。兄弟や友達、会社の方々にも随分と迷惑兼お世話になりました。家族の入院の経験からわかっていたつもりではいましたが、自分が病気になるということは、こんなにも多くの人を巻き込み、手助けが必要となるのだなと痛感。結局人は支え合って生きて行くのです、なんて金八的なことを思わずにはおれませんでした。

 

てん3.jpg

会社の上司から差し入れいただきました。この対象年齢って・・・

 

そうして、10日間は意外なほど、あっという間に過ぎて行ったのです。

 

久々のシャバの生活に感謝しつつ、手にした入院費の明細書には目ん玉が飛び出ました。高額医療費適用だったものの月をまたいでしまったため、計算すると返ってくるのはごくわずか。協会けんぽに結構なボリュームの資料を提出し、認定されると4カ月後くらいに返却されるそうです。

これからは、健康面を意識した生活・マネープランというものを組み立てなければならないと強く思った経験でございました。

 

もう、チャラチャラしてはおれません。

自分の身は自分で守ろー

一生懸命働いてもお給料が病院代で消えていくなんてせつないぜー

近頃マンションの管理人さんとは健康の話題で持ちきりだぜー

 

私、2011年後半のテーマには”健やか”という言葉を据えて、仕事に遊びに取り組んでいきたいと思います!

comment(0)

カテゴリ

アーカイブ

ページの先頭に戻る