今日はリニューアル店情報をお届け。
毎度お世話になってます会社近くのお花屋さんである「網木商会」さん。
昔ながらの花屋さんといった佇まいで、その店名といい余計な装飾は一切ない店内といい、あくまで主役は花ですから的なストイックさに好感を覚えるお店です。そしてそれと相反する気さくな網木おばさまのキャラが、絶妙です。
そんな網木さん、何やら数日間改装中の張り出しをして目隠しシート内でゴソゴソやっておられましたが、昨日突如リニューアルオープン。シートを取ったそこにあったのは、「そら色のたね」って、あり?網木さんはどこへ?と思ったらちゃんと横に並んで看板が。
確か、「そら色のたね」って西18丁目にあったカフェ兼フラワーショップじゃと思い、いかなることか問いただそうと本日意気揚々とお店に乗り込みましたが、網木のおばさんはいらっしゃらず。
代わりにいたお姉さんに聞いてみると、「お隣に花屋さんが移転してきました」とのこと。
経営も全く違うそうですがドアは1枚。
お店に足を踏み入れるや否や、関口宏か三宅裕司か「さあ、どっち!?」と選択を迫られる思いです。「三宅派の網木さんで・・・」と今日は右へ歩を進めました。
「扱っているお花も違うので、気分次第で使えますよー」とお姉さん。
ホッホウーなんて大らかさんなんでしょう。
競合同士が仲良く肩を並べて商いをするという光景はそうそう見かけない気がします。
自分好みの商品を方々から買いあつめるセレクトショップとは違うし、市場はドアがないし、長屋は定義上では一軒一軒が独立して玄関があるらしいし…。
ウウム、めずらしい。
私達の職種で例えるなら・・・同じエコネットビルの一室に、『ほぼ日』と『ボンカーズ』が入っているようなもん、って壮大過ぎですか。
でも、きっとこういう一見ありえない化学反応が何かを生み出すんでしょうねえ。このご時世、色々な経営スタイルや働き方がありますから、それぞれベストな道を模索していけば、もっと面白い街、より良い暮らしができそう、なんて思う今日この頃でした。
花の網木商会/そら色のたね
札幌市中央区南1条西8丁目