焼肉店での取材中、
入口玄関の方から、なにやら子供たちの歌声が―。
ローソク出~せ出~せよ~。出~さ~ないと~かっちゃくぞ お~ま~け~に…♪
ハッッ…8月7日、今日は七夕か。。。
っていや、えっ?焼肉店にまさかのローソク出せよですかい?
「ああ~忘れてた!七夕だよね。」
と、苦笑するスタッフさん。
「いや~毎年来るんだよね。うまい棒でも買っておけば良かった…」
つぶやきながら厨房をあたふたして、お店のスイーツメニューをちびっ子たちに運ぶスタッフさん。
そして確信的、いえ無邪気に「ありがとうございまーす!」と、マスカルポーネの何とかっていうこだわりスイーツをぱくつくちびっ子たち。
その光景には和みつつも、こ、これは子供を笠にした、北海道伝統行事という名の堂々たる無銭飲食なんじゃ…と。
自分も小さいときは、ローソク出せよでご近所をまわりましたが、あくまで一般家庭です。
ハッハッツハーと、笑って対応するこのお店の懐の深さにも驚きます。
これって、近頃の風習なんでしょうか…。
でも、これでお店のお客様になってくれれば、良いですよね。触れあいというか。
つくづく子供って恐いものなしですね。
ただ、一度はろうそく出せよでやってくる子供たちに、
「よく燃えるのよ~」なんて、仏壇からおろしたロウソクをあげて、ガックリとうなだれる姿を見てみたいものです。